第4回「日本の医療と医薬品等の未来を考える会」開催リポート

第4回「日本の医療と医薬品等の未来を考える会」開催リポート

 7月27日(水)17:00~18:45、衆議院第一議員会館国際会議室にて、「日本の医療と医薬品等の未来を考える会」の第4回勉強会を開催致しました。詳細は、月刊誌『集中』9月号にて、事後報告記事を掲載致します。

まず、当会主催者代表の尾尻佳津典より、挨拶させていただきました。
「日本の医療ツーリズムは、2009年の新成長戦略に盛り込まれたことで始まり、2011年に医療滞在ビザの発給が始まってから環境を整えてきました。 このように、インバウンドでスタートした日本の医療の国際展開ですが、今日お話をうかがうのはアウトバウンドについてです。日本の医療を海外に持っていくことの価値と、その難しさについて、学びたいと思います」

講演①は、経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課国際展開推進室長の笹子宗一郎氏による『「医療の国際展開」の推進に向けた経済産業省の取組について(アウトバウンド)』と題する講演でした。 世界の医療支出が拡大していく中、医療のアウトバウンドのために、政府や経済産業省がこれまで何を行い、これからどのような支援を行っていくのかについて、解説していただきました。

講演②は、医療法人社団KNI北原国際病院理事長の北原茂実氏による『日本の高度医療のアウトバウンド化、国医療連携の事例紹介』と題する講演でした。 カンボジアへの医療アウトバウンドの経験から、医療の国際展開には何が求められるかについて、熱く語っていただきました。ODAに代わる新しい国際貢献としての医療アウトバウンドは、行き詰っている日本の医療を再生させるのにも役立つというお話でした。

講演後には、エルサルバドル共和国大使館のマルタ・リディア・セラヤンディア・シスネロス氏(特命全権大使)と、ソマリア連邦共和国大使館のブルハン・アブデリザク・ハーシー氏(公使)にご挨拶いただきました。 シスネロス大使からは、「カンボジアに救急病院を作られた話に感激しました。アジアに止まらず、ぜひ中米のエルサルバドルにもおいでいただきたい」といった話がありました。ハーシー公使からは、「本国では、日本でなら治る病気で多くの人が亡くなっていますし、長い内戦の影響で精神的な苦しみを抱えた人たちもいます。私自身、日本で検診を受けましたが、日本の医療には期待を寄せています」とのお話がありました。

その後、質疑応答が行われました。 当会国会議員団の橋本岳先生(衆議院議員)からは、「医療のアウトバウンドを行うことで、日本にはどのような具体的メリットがあるのか?」









続いて木村公一氏(OSTRIGEN INC会長)からは、「陽子線治療の米国への輸出には国際協力銀行の融資が受けられるが、MRIなどの輸出にも可能か?」
渥美和彦先生(日本統合医療学会名誉理事長・東京大学大学院名誉教授)からは「アジアの国々には、高度な医療だけでなく、予防医学や衛生に関する基礎的な教育が必要なのでは?」









盛本修司氏(株式会社モリモト医薬代表取締役社長)からは、「手に触れず水なしで薬を服用できるゼリーのパッケージや、カプセル型内視鏡などの新技術は、医療のアウトバウンドでも活用できるか?」といった質問がありました。









勉強会の後は、議員会館内の別室に移り、懇親会が行われました。参加した多くの方々が自由に交流し、活発に情報交換する場となりました。


【情報交換の懇親会】

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