日本の医療の未来を考える会

当会について


日本の医療技術は世界でもトップレベルの水準を誇っています。また、世界でも類を見ない「国民皆保険制度」により、国民の誰もが平等に高度医療の受診が可能であり、その点においても冠たる評価を受けています。

しかしながら、日本の医療環境を維持しているのは、医療制度だけではなく、日夜現場を支える医療従事者たちの献身的な貢献によるところも大きいことを忘れてはなりません。この医療制度の存続には、医療従事者たちの働きが必要不可欠であり、その下支えのもと、ようやく成立している部分もあると言わざるを得ません。

また、日本の医療界には、外国製医療機器導入に関するデバイスラグ、医薬品に関するドラッグラグなど、さまざまな問題点が散見されます。今後はこれらの問題についても大いに議論し、最善策を見つける努力をしなくてはなりません。海外の製薬企業、医療機器企業には「日本スルー」の傾向が生じています。大変残念な事です。日本市場が閉鎖的であるがゆえに生じている問題です。許認可取得に多くの時間と費用が無駄に消費されるため、販売先から除外されているのです。世界の先端医療が日本にだけ導入されない可能性を示唆するものであり、患者にとっても大変不幸な事であり、医療技術の衰退も免れません。

このような日本の医療界に散見される諸問題にスポットを当て、解決の道が開ける事を目指し、『日本の医療の未来を考える会』を立ち上げました。


ごあいさつ
「日本の医療の未来を考える会」は2016年4月にスタートしました。私はこの会の趣旨「医療問題を政治家・官僚・医師らが自由闊達に議論し、必要とあれば国の政策に落とし込む」に賛同し医師団代表を務めています。
医療情報誌「集中」を発行する集中出版ならではの、ひと味違う勉強会になっています。私も毎月楽しみに参加をして最前列で勉強をしています。
 この勉強会は毎月、毎月、その時々に即した医療問題をテーマに取り上げ、その専門家を講師に招き、講演後は議論や質疑応答、そして懇親会と充実した構成になっています。2020年11月で47回を重ねました。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で勉強会もディスタンスを取りながら続けています。最近の勉強会のテーマは5回続けて新型コロナウイルスでした。講師には国立医療国際研究センターの国際感染症センター長・大曲貴夫先生、自衛隊中央病院長・上部泰秀先生、地域医療機能推進機構理事長・尾身茂先生、東京都医師会長・尾崎治夫先生らにお願いをしました。やはり一番ホットな話題でしたので、全国各地から多くの先生方が参加して下さいました。このようにテーマごとに著名な講師を招き勉強をする事は医師にとって、とても重要な事だと思います。この勉強会で沢山の刺激を受けています。多くの先生方や企業の皆様方にもご参加を頂きたいと思います。この勉強会の継続と益々の発展を期待しています。

「日本の医療の未来を考える会」医師団代表
日本医学会連合名誉会長
公益社団法人地域医療振興協会会長
髙久史麿(故)



当会は、主旨に賛同する多くの政治関係者、医師、歯科医師、薬剤師、医療機器企業などを主たるメンバーとして構成されています。








当会は、日本の医療界を取り巻く状況について常に最新の動向を知り、最善の解決策を導き出すため、ゲスト識者を招き、勉強会を開催しています。








当会は、集中出版株式会社が主催・運営しています。