日本の医療の未来を考える会

iryounomiraiの記事一覧 ( 2 )

第66回 医療DX令和ビジョン2030の 実現に向けて
(厚生労働省大臣官房医薬産業振興・ 医療情報審議官 城 克文氏)

第66回 医療DX令和ビジョン2030の 実現に向けて<br>(厚生労働省大臣官房医薬産業振興・ 医療情報審議官 城 克文氏)
医療分野でのデジタル化、IT化の必要性が議論される様になって久しいが、電子カルテの導入を始めとするオンライン化や医療データの活用は、海外の先進国に比べて大きく後れを取っているのが実情だ。新型コロナ下では、デジタル化の遅れによって必要なデータが迅速に収集出来ない事態も生じた。こうした反省から国は「医療DX」を推進している...
940 views

第65回 不祥事や医療過誤で“炎上”を免れる 危機管理として適切な報道対応とは
(産経新聞エディトリアル・クリエイティブ室長 道丸 摩耶氏)

第65回 不祥事や医療過誤で“炎上”を免れる 危機管理として適切な報道対応とは<br>(産経新聞エディトリアル・クリエイティブ室長 道丸 摩耶氏)
新型コロナウイルス感染症を巡っては、医療界の対応も連日大きく報道された。メディアの発信は多くの人の行動変容を促し、感染対策の一助にもなるが、時には誤った情報発信で混乱を引き起こす事も有る。過去には医療過誤を巡る報道で医療界に深刻な影響を及ぼした事も有った。医療機関はその様な報道機関とどう付き合い、万が一の事態が起きた時...
592 views

第64回 人口減少と超高齢社会を見据えた 医療・福祉改革と人材確保の方向性
(厚生労働省医政局総務課 医療政策企画官 古川 弘剛氏)

第64回 人口減少と超高齢社会を見据えた 医療・福祉改革と人材確保の方向性<br>(厚生労働省医政局総務課 医療政策企画官 古川 弘剛氏)
超高齢社会と人口減少の時代に突入した日本にとって、社会構造の変化にどう対応して行くのかは重要な課題の1つだ。医療業界も例外ではなく、病院機能の役割分担や医療従事者の働き方改革、医療・福祉のDX等課題が山積しているが、国は医療分野の改革にどの様に臨むのか。2023年度予算を審議する通常国会が開会したのを受けて、医療分野で...
806 views

第63回 ウクライナ紛争を解決する糸口とは 鍵を握るプーチンの思考を読み解く
(東京大学先端科学技術研究センター講師 小泉悠先生)

第63回 ウクライナ紛争を解決する糸口とは 鍵を握るプーチンの思考を読み解く<br>(東京大学先端科学技術研究センター講師 小泉悠先生)
2022年2月にロシアがウクライナに侵攻してから約10カ月。ロシアは短期間で首都キーウ(キエフ)を占領し、ゼレンスキー大統領を捕縛する予定だったとされるが、西側諸国によるウクライナ支援も有って戦闘は長期化している。既にロシアは北部侵攻を断念し、一度は占領した南部や東部の地域でもウクライナの奪還を許すなど苦戦が続いている...
1046 views

第62回 ウイルスの脅威と公衆衛生上の問題 オミクロンの先に、我々は何を見るのか
(ケンブリッジ大学 ラヴィンドラ・グプタ教授)

第62回 ウイルスの脅威と公衆衛生上の問題 オミクロンの先に、我々は何を見るのか<br>(ケンブリッジ大学 ラヴィンドラ・グプタ教授)
現在も世界中で感染が拡大するオミクロン株だが、以前のデルタ株等に比べると重症化リスクは低く、予後は比較的良好だと言われている。今後、COVID-19は収束へと向かうのか、或いは新たな変異株が登場し、再び感染者に重症の病態をもたらすのか。その答えは、未だ明らかになっていない。ケンブリッジ大学のラヴィンドラ・グプタ教授は、...
1414 views

第61回 病院と「健康の館」で役割の分担を 次の世紀に求められる病院建築とは
(ハピネスライフ財団理事長 長澤泰先生)

第61回 病院と「健康の館」で役割の分担を 次の世紀に求められる病院建築とは<br>(ハピネスライフ財団理事長 長澤泰先生)
新型コロナウイルス感染症の拡大で感染症対策や医療体制に関する多くの課題が浮き彫りとなった。今回の様に多くの感染症患者が発生した時に備え、如何にして感染者を隔離出来る病床を準備しておくのかも重要な課題の1つだ。それには、今の病院施設の見直しや医療提供体制の見直しも必要となるかもしれない。病院建築の第一人者で、高度な医療に...
1170 views

第60回 新たなウイルス感染症の流行に備えて ECMOを含む重症管理を軸とする体制強化へ
(NPO法人日本ECMOnet 竹田晋浩先生)

第60回 新たなウイルス感染症の流行に備えて ECMOを含む重症管理を軸とする体制強化へ<br>(NPO法人日本ECMOnet 竹田晋浩先生)
COVID-19の重症感染者に対する治療法として、ECMOに注目が集まった。実際に、今回の重症者の救命に於けるECMOの功績は大きい。一方で、ECMOを適切に実施出来る提供者が限られている事が指摘されている。未知のウイルス感染症に対して、当初多くの医療機関で受け入れを拒否せざるを得なかった事は、最大の反省すべき点だろう...
1038 views

第59回 医療過誤の事件化を防ぐ対応策とは 心情を理解して正確な情報の提供を(井上清成先生)

第59回 医療過誤の事件化を防ぐ対応策とは 心情を理解して正確な情報の提供を(井上清成先生)
医療現場では患者や家族とのトラブルが避けられない時が有る。特に患者が亡くなった時は、如何に医師が手を尽くしても、家族から「何故助からなかったのか」と責められる事も珍しくない。難しい症例や特異な状況が在ったケースでは、医療体制に問題が在るのではないか、医師に重大な過失が在ったのではないか、とマスコミに大きく取り上げられ、...
840 views

第58回 財務省が考える、給付と負担のギャップを是正する為の 医療費適正化の考え方と質向上との両立を含めた方向性(一松 旬氏)

第58回 財務省が考える、給付と負担のギャップを是正する為の 医療費適正化の考え方と質向上との両立を含めた方向性(一松 旬氏)
少子高齢化が進む日本の課題として、増大する社会保障費への対応の必要性が指摘され、財政健全化が議論される様になって久しいが、依然として解決の糸口は見えない。社会保障費の財源として消費税率も引き上げられたが、10%では足りないとも言われる。更に新型コロナの感染拡大によって医療費の支出が増え、医療の役割が改めて議論される等、...
4935 views

第57回 険診療の法制度 指導・監査について/令和4年度診療報酬改定について(葦沢龍人 教授)

第57回 険診療の法制度 指導・監査について/令和4年度診療報酬改定について(葦沢龍人 教授)
今日の医療現場では長期化する感染症の対応に日々追われている一方で、基礎疾患の受診を控える患者が増えている。それによって多くの医療機関の経営状況が悪化し、ポストコロナに向けて経営改善を図ることが求められている。来る令和4年度の診療報酬改定では、医師の働き方改革の推進や不妊治療の保険適用等、多数の項目で見直しが行われた。報...
1369 views